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打力のあるキャッチャーは至宝

捕手

プロ野球のキャッチャーといえば、ピッチャーのリードや守備陣への指示、ゲートキーパーとして体を張ったホームベースの防御など守備の要として重要な役割を果たしています。日ごろの練習ではキャッチングなど守備の時間が長くなり、試合中もピッチャーの配球や相手打者の分析に頭を使うため、他の野手のように自分の打撃に集中することがなかなかできません。そのため捕手はシーズンを通じて2割5分ほどの打率を残せば「よくやった」と評価されます。実際にあるデータによると3年間のポジション別平均打率は1位のファーストが2割8分6厘なのに対し、最下位のキャッチャーは2割4分7厘と開きがあります。それだけに、打力のある捕手はチームにとって魅力的な存在で、打てるキャッチャーがいるだけで相手チームにとって大変な脅威となるわけです。

日本プロ野球の歴代キャッチャーを見ても、打力を兼ね備えた選手はごくわずかです。捕手として史上初の三冠王を達成し、歴代2位の657本塁打を記録した野村克也氏は別格の存在です。その弟子である古田敦也氏は通算8回のシーズン打率3割超を達成しました。そのほかでは「ホームランアーティスト」の田淵幸一氏、メジャーで活躍した城島健司氏、現役の阿部慎之助選手くらいではないでしょうか。